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イカをちょっとおしゃれに♪地中海風"イカの肉詰めトマト煮"
旬のイカを、おもてなしにも使える、ボリュームのある一皿にしました。
クミンを効かせ、トマトソースにはオリーブやケイパーを使い、少しおめかし。気分は地中海のテラスブランチ。イカとお肉の旨みがトマトソースにしっかり溶け込んで、キリリと冷やした白ワインと一緒にいただきたい美味しさです。
- イカの肉詰めのトマト煮《所要時間約30分》
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-
(2~4人分)
- ≪具≫
- スルメイカ
- 2はい
- 豚ひき肉
- 200g
- 塩
- 小さじ1/4
- こしょう
- 少々
- クミン
- ひとつまみ
- 小麦粉
- 少々
- ≪トマトソース≫
- にんにく
- 1かけ
- 鷹の爪
- 1本
- オリーブオイル
- 大さじ2
- ≪トマトソース≫
- トマト缶
- 1缶
- 水
- 50cc
- 白ワイン
- 30cc
- オリーブ
- 5個(3枚に切る)
- ケイパー
- 大さじ1
- オレガノ
- 少々
- 塩
- 小さじ1/3
- こしょう
- 少々
- ≪仕上げ≫
- バジルの葉
- お好みで
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- イカをさばく(さばき方は、クッキングメモを参照)。耳はつけたままにして、イカの表面の皮をむき、中はきれいに洗って水分を拭き取っておく。ゲソの部分は小さく刻む。
- 豚ひき肉、塩、こしょう、クミンと合わせて粘りが出るまで練り、ゲソも加えてさらに混ぜる。半量ずつ、内側に少し小麦粉をはたいたイカに詰めてつまようじで止める(イカがパンパンになるぐらいしっかり詰め込む)。
- フライパンに、オリーブオイル、まな板でつぶしたにんにく、鷹の爪を入れて火にかけ、弱火でゆっくりと加熱し、にんにくの香りが出たら、にんにくは取り出して捨てる。中火にし、3のイカの両面を焼く。
- 3へ白ワインを入れ、沸きあがったら、トマトソースの残りの材料を全部入れ、軽く蓋をして、イカを時々返しながら中火で15分ほど煮る。火を止めて15分ほどそのまま放置して落ち着かせたら、切って盛り付けて完成。完全に冷ましてからのほうが切りやすい。

1.イカのさばき方
今回使用するスルメイカの場合、まずは胴体に指を入れて、ナンコツや足がくっついている部分をそっと外し、足を引っ張って胴体から内臓と足を引き抜きます。中をよく洗い、皮をむきます(ペーパータオルなどを使うとむきやすい)。目の下で切って、足は包丁でこそぐようにして皮をむいて使用します。
2.クミン
エジプトが原産のスパイスの一つで、防腐効果も高いため、古代エジプトのミイラにも使用されたのだとか。カレーには欠かせないスパイスで、メキシカンのチリパウダーにも使われたり、ヨーロッパでも好まれています。様々な国で、料理にも甘いのもにもよく使われる、ポピュラーなスパイス。粒のまま炒って使うと香りが良く、今回も粒のまま使います。
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
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- 夏が旬でもありますが、1年中美味しいイカ。その種類は多く、約500種類もいるのだとか。日本で一番多いのは、スルメイカ。頭が丸くて大きいのがコウイカ(マイカ、スミイカ)で身が厚くて柔らかい。小ぶりなのが主にメスのヤリイカで、卵を持っていることが多い。 ビタミンなどの栄養価も高く、高タンパクで低脂肪、低カロリーの良質な食材。疲労回復効果のあるタウリンも含む。ホタルイカなどの小型のイカは、ビタミンAを含み、眼精疲労などに良いのだとか。今年はさばき方を覚えて、イカをたくさん食べてみませんか。