ニキビの原因と
スキンケア

額や口周りなどにできるニキビは、過剰な皮脂分泌が主な原因です。
肌のターンオーバーがうまくいかないと、毛穴の角質が厚くなり、出口が塞がれて、過剰分泌された皮脂が詰まります。
その結果、アクネ菌が増殖して炎症を引き起こし、ニキビができます。
ニキビができないようにするためには、しっかりと毎日ケアすることがが必要です。

ニキビの種類と主な原因

ニキビの原因は種類別に異なります。

  • 白ニキビ

    白ニキビ(コメド・面皰)は、皮脂が毛穴に詰まり、皮膚の表面が少し盛り上がった状態です。原因はターンオーバーの乱れと皮脂の過剰分泌とされています。 赤みや痛みはまだありませんが、放置すると症状が悪化するため、白ニキビのうちに対処することが重要です。

  • 黒ニキビ

    黒ニキビ(開放面皰)はニキビの毛穴が開いて酸化し、黒く変色した状態です。皮脂汚れの残りやターンオーバーの乱れが原因と考えられています。 無理にニキビを押し出すなど間違った対処をすると、色素沈着してニキビ跡になるおそれがあります。

  • 赤ニキビ

    白ニキビが進行して炎症を起こしている状態が赤ニキビです。痛みやかゆみが出る場合もあります。 白ニキビ内のコメドを好むアクネ菌が増殖し、それに対抗するために免疫機能が働くことで生じます。 赤ニキビができた際は、早めに皮膚科で治療を受けるのがおすすめです。

  • 黄ニキビ

    黄ニキビは赤ニキビが化膿した状態です。ニキビの炎症が悪化すると、アクネ菌のつくる酵素が毛穴の壁を壊し、皮脂や角質が漏れ、皮膚のもっとも深い部分(真皮層)に炎症が到達します。 こうして膿ができると黄ニキビになります。 重度の炎症が起きているため、皮膚科での治療が推奨されます。

ニキビの予防方法

ニキビ予防は、スキンケアと生活習慣を見直すことが重要です。

  • スキンケアを見直し
    過剰な皮脂分泌と古い角質を除去

    毛穴を詰まらせる皮脂汚れや古い角質を取り除くには洗顔が大切です。 しかし、肌のうるおいに必要な皮脂まで除去すると乾燥につながります。 泡立てネットできめ細かな泡をつくり、こすらずに肌を洗ったあと、ぬるま湯ですすぎましょう。 また、厚くて古い角質は洗顔だけで落ちない場合があるため、角質ケア用の化粧品を取り入れるのもおすすめです。

  • 生活習慣を見直し
    体の内側から皮脂ケア

    ニキビを防ぐためには生活習慣も重要です。 油分や糖分の過剰摂取を控えめにし、皮脂分泌の抑制機能があるビタミンB2やB6を取り入れましょう。 また、睡眠不足やストレスによっても皮脂分泌は増えるため、リフレッシュも欠かせません。

皮脂の過剰分泌を抑えてニキビを予防するスキンケア方法

皮脂の過剰分泌を抑えてニキビを防ぐためには、次の3ステップが重要です。

皮脂を落としすぎないクレンジング

皮脂を落とし過ぎると、水分を守るために肌が皮脂を過剰分泌しやすくなります。 クレンジング料を長時間置くと肌に負担がかかり、乾燥を招きます。 そのため、なじませたクレンジングは、30℃程度のぬるま湯を使って汚れを乳化させ、手早くしっかりすすぎましょう。

洗顔料で肌環境を整える洗顔

ニキビを繰り返しやすい大人の肌には、乾燥による肌荒れを抑制する成分や、必要なうるおいは残して肌を洗浄する成分が含まれた洗顔料をおすすめします。 洗顔ネットでレモン1個分の泡をつくり、泡で肌をなでるように洗いましょう。最後に、洗顔料が肌に残らないよう、ぬるま湯ですすぎます。

清潔な手で顔全体になじませる保湿ケア

手を清潔にした後、スキンケアに移ります。まず両手を使って顔に化粧水をなじませましょう。 水分が染み込み、顔全体がしっとりうるおうのが理想です。 そのままでは水分が蒸発してしまうため、乳液やクリームで蓋をします。

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