女性人気も急増中!美容にもうれしいサウナ入門

「サウナー」や「サウナ女子」などという言葉ができたり、屋外で楽しむ「サウナキャンプ」が流行ったりなど、なにかと話題のサウナ。今回は、女性にうれしいサウナについて、美容を軸にした温浴施設や飲食・宿泊施設などを幅広く手がけるプロデューサーの笹野美紀恵さんに、美肌はもちろん、冷え性の軽減なども期待できるサウナのメリットや正しい入り方などを教えていただきました。

Profile
笹野美紀恵さん

ブランディングプロデュース・自社製品の開発などを行う、株式会社ワンブロウ代表。実家は“サウナの聖地”と言われる静岡市の温浴施設「サウナしきじ」。2008年、ミスインターナショナル ファイナリスト受賞。2016年、MBA取得。モデルとして活動しながら、自身の海外経験を活かし、ビューティ・クラフト・インバウンドを強みに飲食・宿泊施設・温浴施設などのプロデュース業も行う。

CHAPTER 1
汗をかいてキレイになる!

サウナの美的メリット

「長く入るのが苦手…」とサウナに苦手意識を持っている人もいるかもしれません。しかし、サウナには様々な美的メリットがあるのです!まずは無理をせず、自分が「心地いいなぁ~」と感じられるところから始めて大丈夫!気持ちよく汗をかきながらキレイをサポートしてくれる、サウナの優れた点をご紹介します。

老廃物をデトックス

サウナに入ってすぐに出る汗は、皮膚や汗腺に詰まっていた汚れや老廃物が混じっているので、運動した時の汗よりもドロッとしていると感じます。水風呂とサウナに繰り返し入っていると、だんだん汗がサラッとしてきて「十分に汚れを出している!」とスッキリできます。

化粧ノリも抜群の美肌作用

大量の汗と共に、毛穴の奥底に入ったメイク汚れなども流れ出てくれるので、肌のハリやツヤもグッとアップします。そして、サウナで汗をかいたあとは水風呂に入って、広がった毛穴や肌をキュッと引き締めると、化粧ノリが格段に良くなりますよ。

代謝アップで冷え性も軽減

継続的にサウナに入ると、血の巡りが良い状態を保てるようになり、いつも体はポカポカしています。冷え性に悩んでいる方には、代謝アップにもつながるので、ぜひサウナにトライしてほしいですね。

サウナの種類と
メリット・デメリット

ドライサウナ

室温が高いドライサウナは、短時間で汗をかくことができます。サウナに5分間入ったあとに、水風呂でクールダウンする。これを3回も繰り返せば、体の汚れや老廃物を排出でき、代謝もアップするため、時短で効率よくキレイに近づけます。熱さや息苦しさが苦手という方は、苦しさを感じるまで我慢する必要はありません。じわっと汗をかく程度からはじめてみましょう。

ミストサウナ

細かい霧状の温かいミストに包まれた浴室内で汗をかくミストサウナ。短時間で大量に汗をかける、高温・低湿度のドライサウナとは違い、ミストサウナは低温・高湿度なので、サウナ初心者の方も気持ちよく発汗できます。時間をかけてじんわりと汗をかきたい方におすすめです。

CHAPTER 2
サウナの正しい入り方

キレイになる
美サウナルール

サウナの美的メリットを知って、実際に「サウナで汗をかきたい!」と思った人も多いのではないでしょうか?事前に正しい入り方を知っておくことで、より効果的にサウナ入浴ができますよ。

①湯船に浸かる

まずは髪や体を洗って、湯船に浸かります。体が温まってきたところで湯船から上がり、タオルで体を拭いてからサウナへ入ります。

②サウナに入浴

まずは低い位置に座りましょう。慣れてきて、もう少し汗をかきたいようだったら、高い位置へ移動してもいいですね。位置が高いほど、温度も上がります。最初のサウナ入浴は8~12分くらいが目安とされていますが、無理をせず、自分のペースで行いましょう。

③水風呂に浸かる

サウナから出たら水風呂へ。まずは冷水を足元にかけて様子を見てから、全身の汗を流しましょう。その後、水風呂に浸かってクールダウンを。冷水シャワーでもOKです。このように、サウナと水風呂の入浴を3~4回繰り返すと良いでしょう。もちろん、無理は禁物です。「気持ちいい」と感じる範囲で行ってください。

④休憩

途中で疲れたら、我慢をせず休憩を挟みましょう。水分を補給したり、休憩スペースで体を休めます。その後、入浴を続けられそうだったら再開したり、疲れていたらそのまま上がりましょう。自分の体調に耳を傾けてみてくださいね。

CHAPTER 3
入浴時に気を付けよう

サウナの注意事項

サウナの入り方を教わったところで、いざ、サウナへ!しかしその前に、サウナ入浴の注意事項も押さえておきましょう。安心してサウナで汗をかくためにも、しっかりチェックしてくださいね。

水分補給はマスト!

大量の汗をかくのですから、サウナ後はもちろん、入浴中も水分補給は必ず行ってください。喉が渇いていないと感じても、ひと口ふた口は必ず水分を摂りましょう。冷水ではなく、常温の水などで水分補給をすると、体の中が冷えないため、より多くの発汗を実感できます。

入浴時間は無理をしない

サウナ後に体重を測って、数百グラム減っていたとしても、それは体内の水分が汗で出てしまったためで、実際に脂肪が減ったわけではありません。無理をして一度に長時間入浴するより、短時間でも継続してサウナに通ったほうが、代謝の良い状態がキープできるようになり、結果、太りにくい体作りにつながっていくとされています。

サウナ後の保湿もマスト!

サウナ後に限らず、お風呂でもシャワーでも、汗をかいたり、皮膚の汚れを落とした後は、保湿がマスト。サウナに入った後のスキンケアは、本当に気持ちのいいものです。キレイになった自分の肌をチェックしながら、楽しんでお手入れしてくださいね。

笹野さんからの
メッセージ

私にとって、サウナは毎日に欠かせないもの。実家がサウナなので、子供のころから慣れ親しんでいますし、美容や健康面での素晴らしさを実感していることはもちろん入浴時間が自分と向き合うきっかけになったり、リフレッシュする場になったりするのも、サウナが生活の一部になっている理由です。「サウナこそ、女性がキレイになれる健康・美容習慣」だということを、もっともっと多くの人に知ってもらいですね。サウナで代謝をアップして、肌のターンオーバーを促し、さらに美肌になっちゃいましょう!

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