美容健康のために腸活中の方も多いのでは?今回は、新しい腸活として話題の、ホットヨーグルトをご紹介。腸内環境にやさしいホットヨーグルトには、老廃物排出の促進や肌がキレイになるメリットがいっぱい!簡単な作り方やアレンジ方法、食べる時間や量などを、管理栄養士の若子みな美さんにうかがいました。
- Profile
- 若子みな美さん
- > ORANGE kitchen
管理栄養士・フードコーディネーター。病院や学校で管理栄養士として従事後、独立。「食のハードルを下げる」をモットーに、レシピ開発、食に関する記事の執筆・監修など幅広く活動中。「栄養×味×見た目」が揃った簡単・時短料理や減塩料理のレシピ開発を得意とする。
ホットヨーグルトの
メリット
ヨーグルトを温めて食べると「美容や健康にいい」と大人気!ホットヨーグルトを食べることで得られるメリットをご紹介します。
冷え性の予防
冷たい食べ物や飲み物で胃腸が冷えると、冷え性の原因のひとつになります。ヨーグルトを温めて食べることで、冷え性の予防につながります。
便通の改善
ヨーグルトの種類によっては、加熱によって菌が生きられない場合があります。しかし、死んだ菌も腸内の善玉菌のエサとなり、腸内の善玉菌を活性化してくれます。ホットヨーグルトを食べる習慣をつけることで、便通改善が期待でき、老廃物の排出を助け、美肌につながります。
ダイエットにもおすすめ
ホットヨーグルトは少量でも満足感があるため、食べ過ぎを抑制してくれます。また、ダイエット中に不足しがちなタンパク質を手軽に補うことができます。
ホットヨーグルトの食べ方
Q&A
ホットヨーグルトは、いつ・どうやって食べるといいの?より効果的に食べるための素朴な疑問にお答えします。
- Qいつ食べるのがいい?
- A朝食が最適朝は体温が下がっているため、朝食にホットヨーグルトを食べて体を温めるのがおすすめです。
- Q適量はどのくらい?
- A100ccを目安にしましょうヨーグルト100cc程度を使って、ホットヨーグルトを作りましょう。ホットヨーグルトはそのまま食べてもOKですが、他の飲み物や食べ物を加えるとさらにおいしくいただけます。
- Q一緒に食べるならどんなもの?
- Aフルーツやオートミールがおすすめヨーグルトだけでは補うことが難しいビタミンやミネラルが入った食べ物と一緒に食べるといいですね。温めてもおいしいリンゴやバナナなどのフルーツはビタミン補給、オートミールなどはエネルギーチャージになります。
- Q毎日食べ続けてもいいの?
- A継続して食べるのがベストヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌は、毎日適量ずつ食べ続けることで健康作用が実感できます。
- Q温めすぎると菌が死んでしまう?
- A“人肌”程度だと菌は死ににくく、
死んだ菌も整腸作用に役立つヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌は、“人肌”と言われる40℃以上になると生存確率が下がってしまうので、適温で温めましょう。しかし、もし菌が死滅してしまっても、腸内の善玉菌の活性化にひと役買ってくれるため、健康作用がなくなってしまうことはありません。
ホットヨーグルトの作り方・
アレンジ方法
ホットヨーグルトの作り方やアレンジ方法を覚えて、さっそく明朝から、ホットヨーグルトを毎日の生活に取り入れてみませんか?
ホットヨーグルトの作り方
おすすめは湯せん。
難しい場合は電子レンジで簡単に!
ホットヨーグルトは湯せんして温めるのがおすすめです。しかし忙しい時は、電子レンジを。100g(1人分)のヨーグルトを耐熱容器に入れ、ラップをかけずに600Wで30~40秒加熱してください。少しぬるい場合は、様子を見ながら10秒ずつ加熱してください。
ホットヨーグルトのアレンジ法
ホットヨーグルトドリンク
70~80℃のお湯をヨーグルトに加えて混ぜるだけ。ハチミツやオリゴ糖で甘みをプラスするとさらにおいしく仕上がります。
ホットヨーグルト味噌汁
味噌とヨーグルトはともに発酵食品のため、意外と好相性。味噌汁にヨーグルトを加えることで、カルシウムが補えます。また、ヨーグルトにコクがあるため、味噌の使用量を少なくしてもおいしくなるので、減塩も可能です。
ホットカフェヨーグルト
普段飲んでいるコーヒーに入れる牛乳を、ヨーグルトにチェンジするのもおすすめ。牛乳よりもさっぱりとした味わいになります。紅茶やココアでもお試しください。
若子さんからのメッセージ
私たちの体は、食べたものから作られます。まずは、日々の食生活を見直し、食事を少し整えてみましょう。よりよい食生活を継続することで、体は応えてくれます。
寒い季節はなかなか冷たいヨーグルトに手が伸びにくくなりますが、ホットヨーグルトにすれば、毎日手軽にヨーグルトを食べることができます。アレンジもしやすいので、ぜひ、日々の食生活にホットヨーグルトを取り入れてみてくださいね。