紫外線も暑さもガードする!今からチェックしたい日傘の選び方

紫外線シーズンの本番を迎える時季、日傘の準備は大丈夫ですか?日傘には遮光や遮熱、紫外線用などたくさん種類がありますが、「どれを選べばいいのか分からない」「どれも一緒でしょ」と思っている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、雑誌・SNSで大人気の若手美容家・岡本静香先生に、日傘の選び方についてお伺いしました。今年の春夏は、進化を続ける日傘を味方につけてキレイを守りましょう!

Profile
岡本静香先生

学生時代に始めた美容ブログ『静香のメイク日記』が女性から絶大な支持を得て、美容ライターとしての活動を開始。集英社『PINKY』のライターアシスタントとして学んだ後に独立し、現在は若手美容家として活躍中。美容サロンの主催や、雑誌の連載多数。 美容コラムやSNSでの動画発信が人気を集めている。

CHAPTER 1
おさらいしてみよう!

日傘を差すべき本当の理由

日傘は直射日光や紫外線を遮るだけでなく、メリットがたくさんあります。そこで、日傘を差したくなる理由をおさらいしてみましょう。

空から降り注ぐ紫外線から守る

空から降り注ぐ紫外線から守ります。ただし、地面で反射した紫外線は防ぎきれないので、日やけ止めと併用することが大切です。

直射日光を防いで涼しく感じる

直射日光から守るため涼しく感じます。肌の乾燥や老化に影響を及ぼす赤外線対策や、熱中症の予防にも◎。

まぶしくても表情がやわらかに

まぶしいと眉間にシワが寄りがちになりますが、日傘でまぶしさが軽減されることによって、柔らかな表情になります。

汗によるメイク崩れを軽減

日傘で涼しく感じると汗をかきにくくなるので、日傘を差さない時よりもメイクが崩れにくくなります。

岡本先生からの
ワンポイントアドバイス

日傘を差すのと差さないのでは、紫外線を浴びる量が全然違います。もちろん、日やけ止めも欠かせませんが、日傘1本で、紫外線からも暑さからもずいぶんと守られますよ。

CHAPTER 2
紫外線も熱もシャットアウト!

徹底ガード!
日傘でUV&暑さ対策

日傘のメリットを再確認したところで、春夏の大敵である紫外線と暑さについて、さらにしっかりと対策しましょう。

UV対策

紫外線を吸収する黒が最強カラー

UV対策に力を発揮する日傘の色は、紫外線を吸い込む「黒」。白も反射してくれますが、黒の方がやや優勢。10~14時の間は紫外線が一番降り注ぐ時間帯です。日傘と日やけ止めでしっかりガードしましょう。

UV加工してあればどんな素材もOK

UVカット率の数値をチェックしましょう。99%カットのものも多く出ていますよ。また、UV加工の寿命は2年間と言われています。お手持ちの日傘を確認してみましょう。

最も注意すべき点は照り返し

紫外線は地面に反射して日傘の内側にも返ってきます。UVケア裏地加工採用の日傘を選ぶとよいでしょう。また、日傘の内側の生地が白の場合、照り返しの紫外線が跳ね返ってきてしまうので要注意!

暑さ対策

日差しを跳ね返す白がオススメカラー

白やシルバーは日光を跳ね返して、日傘自体の温度上昇を抑えてくれます。涼しさを重視するのであれば、見た目にも軽やかな白はオススメです。黒は熱を吸収するので、熱がこもりがちに。

決め手は遮光率!

遮光度が高いものを選びましょう。数値が高いものほど光を遮ってくれるので、体感温度も違ってきます。 また、裏地が付いているもの、手をかざした時に透けにくいものもいいです。日傘は薄い生地を選びがちですが、ある程度の厚みがあるものを選ぶと安心です。

岡本先生からの
ワンポイントアドバイス

日傘はなるべく顔に近い低い位置で差しましょう。守りたいパーツ(顔、デコルテ)が日陰に入るように意識します。紫外線は地面に反射してしまうので、お肌を守るためには日やけ止めも必ず塗りましょう。

CHAPTER 3
購入前に要チェック

今すぐ欲しい!
ベストな日傘とは?

今から買うならこの1本!ベストな日傘を手に入れるためのチェックポイントをまとめました。

岡本先生のベストな日傘 3つのポイント

  • 軽いかどうか
  • 折りたためるかどうか
  • 雨の日でも使えるかどうか

重くかさばる日傘は持ち歩くことが嫌になりますし、荷物が多いと疲れやすくなってしまいます。ですので、私が日傘に求めているものは、この3つのポイント。持ち歩いていることを忘れるほどの軽さで、コンパクトに折り畳めて、晴雨兼用の日傘がベストです。もちろん、以下のように機能的にも優れている日傘は、春夏いちばんのパートナーになります。

ベストな日傘のセレクトポイント

素材
UVカット率・遮光率が高いものを

UVカット率、遮光率、ともに高いものを選びましょう。

表は白、裏は黒が◎

光をはじいて涼しさを、紫外線を吸収して日やけ防止を。
涼しさもUVケアも叶えます。

サイズ
シチュエーションに合わせて選んで

人混みのないリゾートなどでは大きめのものを、街の中ではコンパクトなものを上手に使い分けましょう。

スタイル
穴開きやレースは控えて

繊細なレースで作られた日傘は美しいですが、遮光やUVカット率は下がってしまいます。

岡本先生からの
ワンポイントアドバイス

デパートやセレクトショップの日傘売り場には毎年出向いていますが、日傘がどんどん進化しているのを感じます。新しい出会いを楽しみに、ぜひ足を運んでみてください。

CHAPTER 4
もっと徹底的に!

日傘+アイテムで
ガード力をアップ!

UV対策も暑さ対策も、日傘だけではなく様々なアイテムをプラスすることでより効果がアップします。ぜひ試してみてくださいね。

日やけ止め

日傘と一緒に使うべき必須アイテムです。日やけ止めの寿命はほぼ1年と言われているので、新しい日やけ止めを使いましょう。

軽いリネンの白シャツ

さっと羽織れてシワになりにくいのでぜひ持ち歩きたい一枚。冷房対策にもなってこの季節にこそ重宝します。

サングラス

目を紫外線から守るサングラス。ファッションに合わせて選ぶのも楽しいです。眉間にシワを寄せないためにもオススメです。

軽い折り畳める帽子

リゾートではつばの大きな帽子はマストです。都会では、コンパクトなサイズの物を選びます。

岡本先生からの
メッセージ

機能やデザインはもちろん、日傘はどんどん成長を遂げています。より快適で美しい日傘を毎年チェックしてみると、ステキな出会いがあるはずです。
また、何年も使っていると効果が薄れてしまうので、手持ちの日傘の状態もチェックしてみましょう。
日傘をわざわざ持ち歩くのが苦手、と私も以前は思っていましたが、驚くほど軽量なものもあるのでストレスなく持ち歩けるようになりました。晴雨兼用であれば、急なゲリラ豪雨からも守ってもらえますね。
お肌のためはもちろん、快適さも叶えてくれる日傘は欠かせないアイテムです。

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